主峰の男三瓶山（標高1,126m）をはじめとする複数の峰が、「室ノ内」と呼ばれるくぼ地を取り囲むように、環状に連なる稜線を描く三瓶山。
自然林や見晴らしの良い草原を通るルートのほか、室ノ内の周りの縦走路、観光リフトを利用し短時間で登るルートなど、6つの登山ルートがあり、初心者からベテランまで、時間と体力に合わせて楽しめます。
山頂は草原が広がり、日本海や中国山地の山々、鳥取県の大山も見ることができ、360度の抜群の眺望です。
また、三瓶山は「出雲国風土記　国引き神話」の舞台となっており、その物語を裏付ける地理的な位置関係を見ることができます。

※（登山時の注意事項）山頂にトイレはありません。また、登山道でも名号登山道の1ヶ所にしかトイレはありませんのでご注意ください。

飯南町ふるさとの森周辺には、琴引山・大万木山をはじめとする1,000m級の山々が連なり、トレッキングに適したルートが整備されています。
大万木山の頂上付近は、ブナの原生林（樹齢100年以上）が広がり、イワカガミやサンカヨウなど高山の植物にも出会う事ができます。
琴引山は、出雲国風土記の「飯石郡の山」の条に記述され、古来より信仰を集めた山です。登山ルートも整備されており、初心者でも安心して登ることができます。頂上は、三瓶山、飯南町の街並み、広島方面と360度の展望が絶景です。

変化に富んだ歴史の道を、 ウォーキングしてみませんか。石見銀山で生産された銀の輸送路－石見銀山街道。
このうち、美郷町小松地から湯抱までの比較的平坦な尾根道と、つづらおりの坂道を「やなしお道（みち）」と呼びます。
この道沿いには美しい竹林や三瓶山の雄姿が眺望できる絶好のスポットや茶屋屋敷跡などが点在し、往時をしのびながらのトレッキングが楽しめます。最大の難所は「やなしお坂」。つづらおりの坂道を何度も曲がりながら下っていきます。
平成30年2月13日　国史跡指定を受けました。